Message
弊社は2020年4月、新型コロナウィルス感染症で世界中が混乱し、それまでの「当たり前」が激しく変わっていく最中にスタートしました。
変えられないものを受け入れる平静さを
変えられるものを変える勇気を
この2つを見分けることのできる賢さを
この言葉は一般的に "The Serenity Prayer" (ニーバーの祈り)として知られており、私が好きな言葉のひとつであったため社名としました。表現は違えど、中国古典の「孫氏の兵法」や、渋沢栄一の「論語と算盤」、アドラー心理学における「課題の分離」、経営学者ドラッカーの著書でも同様のことが説かれており、古今東西、普遍的な訓えなのだろうと捉えています。
VUCA時代と言われる昨今、多くの企業がサステナビリティ経営を掲げて持続的な成長を目指し、ビジネスモデル改革やイノベーション創出、環境や人的資本などのサステナビリティ課題、CSV(共通価値の創造)、サステナビリティ・トランスフォーメーション(SX)などに取り組んでおられます。
サステナビリティ経営やSXは「綺麗事」でも「社会から不信を買わない程度にやっておけばいいもの」でもなく、「競争力を高め、企業価値を向上させるための重要な経営戦略」であると考えます。しかし実際に取り組むとなると、絶対的な正解は存在しませんし、世界情勢は不安定さを増しており、一部ではESGに対して批判的・懐疑的な見方があることも事実です。様々な矛盾や葛藤と戦いながら社会性と経済性の両立を追求しなくてはならない難しさがあり、これを現場でどう乗り越えていくかが弊社の知恵の出しどころです。
どのような環境変化が起きようとも、変えることのできないものを受け入れ、変えることのできるものを変えていくことで、柔軟に対応できるサステナブルな企業を一社でも増やしていきたい。創業から5期目を迎えた2024年、弊社のパーパス(存在意義・志)をステークホルダーの皆様に分かりやすくお示ししたいと考え、 "Sustainalize" your Business, " Sustainalize" the World. と定めました。
これまで14年以上にわたり培ってきた様々な業界へのサステナビリティ・ESGコンサルティングの知見を活かし、個別のお客様の課題や状況に寄り添ったコンサルティングを提供することで、クライアント企業の持続的な成長に貢献したいと考えています。お客様と一緒に考え、歩みをともにしながら、サステナビリティ経営をクライアント企業と社会に根付かせ、ステークホルダーの皆様から信頼される存在を目指し、挑戦を続けてまいります。
代表社員 勝俣有希子